坐禅を組む修行者に 少しでも姿勢のゆるみ 気のゆるみがあると
容赦なく肩のあたりをピシリとムチでたたかれる
あの平ぺったい板のような棒が警策(けいさく or きょうさく)である
テレビなどでそんな情報を見ると何とひどいことをと思う人もいるだろう
けれども たたく人はかならず 相手を拝んでからやっている
ただ厳しいだけ 罰するだけではないのだ それだけでは暴力になってしまう
親や教師が子供に加える体罰も 愛のムチなどというが 果たして すべてそう言い切れるか
拝みの精神があってこそ 真に愛のムチと言えるのだ