お 経 の 話T
 
白隠禅師・坐禅和讃第1句〜44句
 
(東福寺管長福島慶道老大師の法話を参考)
 
 
 


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 [20]   皆 此 ( コ ) の 中 に 帰 す る な り
 
 
「この中」とは 「摩訶衍」 のことで あらゆる善行は みな 「マカエン」 の禅定に
 
行き着く
 
 
<15〜20まとめ>
 
 
今回の内容は 反省して善行を重ねる素直な心が 仏であり その仏心が
 
また一人一人の善行につながっていくとの教えです
 
今回のキーワードは 「素直な心」 と 「善行」 であります
 
これは子供 とりわけ幼児期における 「しつけ」 の出来 ・ 不出来が大きく
 
左右しているといえるのではないでしょうか
 
しつけの基本は 「おはよう ・ 挨拶」 「ありがとう ・ 感謝」
 
「ごめんなさい ・ 反省」 であり この3つが 「素直な心」の原型であります
 
もの心が付く時期 (3歳児) までにこの基本を体得し 更には六波羅蜜の
 
うちから
 
 
  * 「忍辱(ニンニク)」  : 我慢する
 
  * 「精進(ショウジン)」 : 努力する 
 
  * 「禅定(ゼンジョウ)」 : 集中する
 
この3つを実践させることです
 
 
言葉だけではなく 「趣味 ・ 奉仕 ・ スポーツなど」 多くの人と接する形で
 
実践体験が何よりも必要であります  
 
その経験から子供は 「素直な判断と行動」 を積み上げ成長していきます
 
そして親・大人が手本を見せることも重要です   今 大人社会が危ない
 
のですから 子供たちに悪影響するのは必定であります
 
白隠さんは 大人が手本になって 「素直な心」で 「善行」につとめましょう
 
布施から智慧に到る六波羅蜜のどこからでも 「生かされている生命の妙」
 
に 感動して生きる人が 一人でも多くなって欲しいと教えている
 
 
                               2005年9月26日
 
 
 
 



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